市販のルウを使わずに、バターと小麦粉から手作りするシチューは、香りとコクが段違いです。
この記事では、鶏肉を使った濃厚なクリームシチューを、手作りの白いルウで仕上げる方法を紹介します。
難しそうに見える工程も、手順を分解すれば誰でも再現できる簡単な作業ばかりです。
結論として、バターと小麦粉を同量で合わせ、牛乳は少しずつ加えることがダマを防ぐ最大のコツです。
特別な器具は不要で、鍋とへらだけで本格的な味わいのシチューが作れます。
市販ルウと手作りルウの違い
市販のルウは保存性を高めるための油脂や添加物が含まれていますが、手作りルウはバターの風味がそのまま活かされます。
素材の味がそのまま伝わる分、使うバターの種類によっても仕上がりの香りが変わってきます。
手作りルウは、バターで小麦粉を炒めることで小麦のでんぷんに火が通り、とろみがつきやすくなります。
炒める時間が短いと粉っぽさが残り、長すぎると焦げて風味が落ちるため、火加減の見極めが重要です。
この工程を丁寧に行うことで、粉っぽさのない、滑らかなシチューに仕上がります。
手間はかかりますが、慣れればわずか数分の作業なので、一度覚えてしまえば今後も繰り返し使える技術になります。
鶏肉は、もも肉を使うとジューシーに、むね肉を使うとさっぱりとした仕上がりになります。
家族の好みに合わせて部位を選べるのも、手作りシチューの自由度の高さです。
むね肉を使う場合は、加熱しすぎると固くなりやすいため、一度取り出してから他の具材を煮込み、仕上げに戻し入れるとパサつきを防げます。
手作りルウは冷めてもとろみが保たれやすく、お弁当のスープジャーに入れて持ち運ぶこともできます。

白いルウの作り方
- バター30gを弱火で溶かし、同量の小麦粉30gを加える
- 焦がさないよう弱火でじっくり2〜3分炒め、粉っぽさがなくなるまで混ぜる
- 牛乳を少量ずつ加え、その都度よく混ぜてダマをつぶす
- 全体がなめらかになったら、具材を煮込んだ鍋に加える
具材の下ごしらえと煮込み方
鶏もも肉は一口大に切り、塩こしょうで下味をつけておきます。
この段階で軽く小麦粉をまぶしておくと、ルウとの絡みがさらに良くなります。
玉ねぎ・人参・じゃがいもは、火の通りにくい人参とじゃがいもを先に、玉ねぎは後から加えます。
具材が柔らかくなるまで15〜20分煮込んだ後に、作っておいた白いルウを加えてとろみをつけます。
失敗しないためのポイント
- ルウを加えた後は沸騰させず、弱火でとろみがつくまで混ぜ続ける
- 牛乳は冷たいまま加えるとダマになりやすいため、常温に戻しておく(急いでいる場合は電子レンジで軽く温めても良い)
- 仕上げに生クリームを少量加えると、さらに濃厚な口当たりになる
私が最初に手作りルウに挑戦したときは、牛乳を一度に全部加えてしまい、ダマだらけになってしまいました。
少しずつ加えて都度混ぜるという工程を守るだけで、驚くほど滑らかに仕上がるようになります。
グラタンへのアレンジ
シチューが余ったら、耐熱皿に移してチーズをのせ、トースターで焼き色をつけるだけで簡単にグラタンへアレンジできます。
マカロニやパンを加えると、ドリア風・グラタン風とバリエーションが広がります。
鶏肉の代わりにエビやきのこを加えても、白いルウの優しい味わいによく合います。
残り物の野菜を消費する際にも使いやすいアレンジです。
時短したいときの工夫
平日の夜に時短したい場合は、ルウだけを週末にまとめて作っておき、冷蔵保存しておくと便利です。
ルウは冷蔵で3〜4日ほど保存できるため、具材を煮込むだけで本格的なシチューがすぐに完成します。
平日の夕食にも取り入れやすい工夫なので、無理のない範囲で試してみてください。

まとめ
手作りの白いルウは、バターと小麦粉を丁寧に炒め、牛乳を少しずつ加えることで、市販ルウにはないコクと香りが生まれます。
時間がある週末に、ぜひ本格的なシチュー作りを試してみてください。
一度基本の配合を覚えれば、具材を変えるだけで何通りものアレンジが楽しめるようになります。
仕上げの香りづけ
仕上げに白ワインを少量加えると、コクに奥行きが出て、より本格的な風味になります。
パセリを散らすことで、見た目の彩りと香りのアクセントが加わります。
よくある質問
Q. 小麦粉を使わずにとろみをつける方法はありますか?
A. 米粉や片栗粉でも代用できますが、風味や食感はバター・小麦粉のルウとは異なります。
Q. 作ったシチューは冷凍できますか?
A. じゃがいもの食感が変わりやすいため、じゃがいもを別添えにして、シチュー本体のみ冷凍するのがおすすめです。
Q. 牛乳を豆乳に変えても作れますか?
A. 作れますが、分離しやすいため弱火でゆっくり混ぜ、沸騰させないように注意してください。
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