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結論:鶏むね肉でも「そぎ切り」と「二度揚げ」でジューシーになる
唐揚げは鶏もも肉で作るのが定番ですが、実は鶏むね肉でも作り方さえ間違えなければジューシーに仕上げることができます。ポイントは2つ。繊維を断ち切る「そぎ切り」にすること、そして油の温度を変えて2回揚げる「二度揚げ」をすることです。この2点さえ押さえれば、むね肉特有のパサつきを大幅に抑えられ、もも肉に負けないジューシーな唐揚げに仕上がります。
理由:むね肉がパサつくのは繊維の向きと火の通しすぎが原因
鶏むね肉がもも肉よりパサつきやすいのは、脂肪分が少なく筋繊維が長く真っ直ぐに走っているためです。繊維の向きに沿って切ってしまうと、加熱したときに水分が繊維に沿って一気に抜けてしまい、パサついた食感になります。そこで繊維を断ち切るように斜めに「そぎ切り」にすることで、繊維の間に水分を閉じ込めやすくなります。さらに揚げすぎも大敵です。低い温度でじっくり揚げると水分がどんどん抜けてしまうため、最初は低めの油温で中まで火を通し、二度目に高温でカラッと仕上げる「二度揚げ」が有効です。これによって内部の水分を保ったまま、外側だけ香ばしく仕上げることができます。
具体例:黄金比の下味と揚げ方の手順
下味の黄金比は、鶏むね肉300gに対して醤油大さじ1.5、酒大さじ1、おろし生姜・おろしにんにく各小さじ1、砂糖小さじ1、そして片栗粉と薄力粉を1対1で混ぜたものをまぶします。ここで隠し味にマヨネーズを大さじ1加えると、油分が肉の水分をコーティングしてくれるため、さらにジューシーに仕上がります。下味は最低20分、できれば冷蔵庫で1時間ほど漬け込むと味が染み込みます。
揚げ方は、まず160度の油で3分ほどじっくり揚げて中まで火を通し、一度取り出して2〜3分休ませます。その後、油の温度を180度まで上げて、今度は1分ほど揚げ直すと、外側だけがカリッと香ばしく仕上がり、中はしっとりジューシーな状態を保てます。揚げたては一番美味しいので、家族分をまとめて作るときは食卓に出す直前に二度目の揚げを行うのがおすすめです。
よくある質問
Q. 唐揚げの油の温度はどう測れば良いですか?
A. 温度計がなくても、菜箸を油に入れて細かい泡が全体から出れば160度、勢いよく泡が出れば180度の目安になります。衣を一かけ落として、じわじわ浮いてくれば低温、すぐに勢いよく浮けば高温と判断できます。
Q. 下味をつけた状態で冷凍しても大丈夫ですか?
A. 下味をつけて衣をまぶした状態で冷凍しておいた唐揚げは、凍ったまま低めの油温でじっくり揚げることで美味しく仕上がります。半解凍の状態で二度揚げすると、より安定した仕上がりになります。
Q. むね肉ともも肉、どちらがヘルシーですか?
A. むね肉はもも肉に比べて脂質が少なく、カロリーも控えめです。ダイエット中や高たんぱく低脂質を意識したい方には、そぎ切りと二度揚げでジューシーに仕上げたむね肉唐揚げがおすすめです。
失敗しないためのもう一歩踏み込んだポイント
唐揚げをより美味しく仕上げるには、衣の水分量にも気を配りたいところです。片栗粉と薄力粉を混ぜた衣は時間が経つと肉から出た水分を吸ってべたついてしまうため、下味をつけた肉に衣をまぶすのは揚げる直前にするのが鉄則です。あらかじめ衣をつけて置いておくと、衣がダマになったり、揚げたときにサクサク感が失われたりする原因になります。また、揚げ油はできるだけ新しいものを使うか、他の揚げ物と共用する場合はしっかり温度管理をすることで、油の劣化による嫌な匂いや色移りを防げます。大量に作る場合は、一度に揚げる量を油の量の半分以下にとどめると、温度が下がりすぎず均一に揚がります。
作り置き・お弁当への活用アイデア
唐揚げは多めに作って作り置きしておくと、忙しい日の食卓やお弁当作りに重宝します。揚げたては当日のうちに食べきり、残った分は粗熱を取ってから冷凍保存するのがおすすめです。凍ったまま自然解凍すればお弁当にそのまま入れられますし、朝の忙しい時間にトースターで軽く温め直せば、揚げたてに近い食感も楽しめます。冷凍する際は一つずつ間隔を空けてバットに並べてから凍らせる「急速冷凍」を行うと、くっつかずに使う分だけ取り出せて便利です。作り置きの唐揚げは、南蛮ソースやマヨネーズソースをかけてアレンジすれば、味に変化をつけて飽きずに楽しめます。
唐揚げ用に切り分けたむね肉の端材は、スープや炒め物に使い回すと無駄なく食材を使い切れます。家計にもやさしく、日々の献立の幅を広げる意味でも覚えておきたい調理のコツです。
まとめ:そぎ切りと二度揚げで、むね肉でもごちそう唐揚げに
鶏むね肉の唐揚げがパサつく原因は繊維の向きと揚げすぎにあります。そぎ切りと二度揚げ、そしてマヨネーズを加えた下味の3点を意識すれば、家庭でも専門店に負けないジューシーな唐揚げが作れます。自分で作るのが大変なときは、お取り寄せの唐揚げを活用するのもおすすめです。
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