
「スーパーに行くと一年中同じような果物が並んでいるけど、本当の旬っていつなんだろう?」 「せっかくなら、一番美味しい時期に果物を食べたい」 「季節感のある食卓にしたいけど、どの時期にどんな果物が美味しいのか分からない」
そんな疑問を抱いている方、とても多いのではないでしょうか。現代では技術の進歩により、一年中様々な果物が手に入るようになりましたが、やはり「旬」の時期に食べる果物の美味しさは格別です。
果物の旬を知ることで、より美味しく、より安く、より栄養価の高い果物を楽しむことができます。また、季節の移り変わりを食卓で感じることで、日本の四季の美しさをより深く味わえるでしょう。
今回は、果物専門店で15年間働いてきた経験を活かし、1年を通した果物の旬カレンダーを詳しくご紹介します。それぞれの果物の美味しい食べ方、栄養価、保存方法まで、これを読めば果物ライフがもっと豊かになること間違いなしです。
この記事で分かること:
- 月別の旬の果物カレンダー
- 各果物の栄養価と健康効果
- 美味しい食べ方とアレンジレシピ
- 果物の選び方と保存方法
- 季節感を楽しむ果物活用術
目次
春の果物(3月~5月)|新緑の季節を彩る甘い恵み

3月の旬の果物
いちご(3月~5月がピーク) 春の代表的な果物といえば、やはりいちごです。ハウス栽培により冬から出回りますが、最も美味しいのは3月から5月の露地栽培のもの。
栄養価と健康効果
- ビタミンC:レモンの約2倍、風邪予防や美肌効果
- アントシアニン:抗酸化作用でアンチエイジング
- 食物繊維:腸内環境を整える効果
- 葉酸:妊娠中の女性に特に重要
美味しい食べ方
- そのまま食べる:常温で30分置いてから食べると甘みアップ
- ショートケーキ:春のお祝い事にぴったり
- いちごジャム:手作りで無添加の美味しさ
- スムージー:バナナと合わせて栄養満点
選び方のコツ
- ヘタが緑で新鮮なもの
- 全体が均一に赤く色づいているもの
- 表面にツヤがあるもの
- 先端部分まで赤いもの(甘みが強い証拠)
きんかん(2月~4月) 小さくて可愛い金柑は、皮ごと食べられる珍しい柑橘類です。
栄養価と特徴
- 皮にビタミンC:果肉の6倍のビタミンC含有
- ヘスペリジン:毛細血管を強化
- のど飴効果:咳や風邪に効果的
美味しい食べ方
- 皮ごと生食:よく洗って丸ごと食べる
- 甘露煮:砂糖で煮詰めて保存食に
- きんかん茶:お湯に入れてビタミン補給
4月の旬の果物
ゆず(貯蔵ものが4月まで美味しい) 冬に収穫されたゆずは、適切に保存されていれば4月まで香りと風味を楽しめます。
活用方法
- ゆず茶:お湯で割ってリラックス効果
- 料理の香り付け:吸い物や焼き魚に
- ゆずポン酢:手作りで絶品の調味料
- デザート:ゆずゼリーやケーキに
新たまねぎと同時期の柑橘類 この時期は貯蔵柑橘の最後と、早生の柑橘が重なる貴重な時期です。
5月の旬の果物
メロン(5月~7月) 高級果物の代表格メロンの季節が始まります。
品種別の特徴
- アンデスメロン:お手頃価格で上品な甘さ
- アムスメロン:濃厚な甘みとジューシーさ
- 夕張メロン:最高級の香りと甘さ
食べ頃の見極め
- お尻の部分を軽く押して、少し柔らかくなったら食べ頃
- 甘い香りがしてきたら食べ時
- 冷蔵庫で2時間冷やしてから食べると最高
美味しい食べ方
- 冷やしてそのまま:王道の食べ方
- メロンソーダ:果肉をつぶしてソーダ水で
- 生ハムメロン:塩気と甘さの絶妙なバランス
- メロンパン(実際にメロン入り):贅沢なデザート
夏の果物(6月~8月)|太陽の恵みをたっぷり浴びた甘い宝石

6月の旬の果物
さくらんぼ(6月~7月上旬) 短い旬だからこそ貴重な、初夏の宝石さくらんぼ。
主要品種
- 佐藤錦:山形県産の最高級品、上品な甘さ
- 紅秀峰:大粒で果肉が硬い、日持ちが良い
- 高砂:比較的安価、酸味と甘味のバランス◎
栄養価
- アントシアニン:赤い色素の抗酸化作用
- カリウム:むくみ解消効果
- ビタミンC:美肌効果
- メラトニン:睡眠の質向上
美味しい食べ方
- 冷やしてそのまま:30分冷蔵庫で冷やして
- さくらんぼジャム:短い旬を長く楽しむ
- コンポート:ワインで煮て大人のデザート
- クラフティ:フランスの伝統的なお菓子
梅(6月~7月) 日本の初夏に欠かせない梅は、食べるよりも加工して楽しむ果物です。
活用方法
- 梅酒:定番の梅活用法
- 梅シロップ:夏バテ防止に効果的
- 梅干し:保存食として一年中活用
- 梅ジャム:酸味と甘味の絶妙なバランス
7月の旬の果物
桃(7月~8月) 夏の贈り物として最も人気の高い桃。ジューシーで優雅な甘さが魅力です。
主要産地と品種
- 山梨県:日本一の生産量、品種も豊富
- 福島県:あかつきが有名、濃厚な甘さ
- 岡山県:白桃の最高級品、上品な味わい
- 和歌山県:あら川の桃、大玉で食べ応え◎
栄養価と効果
- ペクチン:整腸作用、コレステロール低下
- カテキン:抗酸化作用
- カリウム:血圧調整、むくみ解消
- ビタミンE:老化防止、美肌効果
美味しい食べ方
- 冷やしてそのまま:食べる1時間前に冷蔵庫へ
- 桃のコンポート:白ワインで上品に
- 桃タルト:夏のお菓子の定番
- 桃のスムージー:ヨーグルトと合わせて朝食に
食べ頃の見極め
- 香りが立ってきたら食べ頃
- 軽く触って少し柔らかくなったら◎
- お尻の部分が少し凹んでいるくらいが理想
すいか(7月~8月) 夏の風物詩、すいかは水分補給にも最適です。
選び方のコツ
- 表面の縞模様がくっきりしているもの
- 叩いて低い音がするもの
- つるが枯れているもの
- お尻の部分が小さい丸になっているもの
栄養価
- 水分92%:熱中症予防に効果的
- リコピン:トマトの1.5倍、抗酸化作用
- シトルリン:血管を拡張、血流改善
- カリウム:余分な塩分を排出
8月の旬の果物
ぶどう(8月~10月) 秋の味覚の代表格ぶどうの季節が始まります。
人気品種
- 巨峰:大粒で濃厚な甘さ、種ありが基本
- ピオーネ:巨峰の改良品種、種なしが多い
- シャインマスカット:皮ごと食べられる高級品種
- デラウェア:小粒で甘い、お手頃価格
美味しい食べ方
- 冷やしてそのまま:房ごと冷やして贅沢に
- ぶどうジュース:生絞りで栄養満点
- ぶどうゼリー:透明感が美しいデザート
- ワイン:自家製ワインに挑戦
プラム(すもも)(7月~8月) 酸味と甘味のバランスが絶妙なプラム。
主要品種
- 大石早生:早い時期から楽しめる
- ソルダム:濃厚な甘さが特徴
- 太陽:大玉で食べ応えがある
栄養効果
- 有機酸:疲労回復、食欲増進
- ペクチン:整腸作用
- アントシアニン:目の健康に良い
秋の果物(9月~11月)|実りの季節の豊かな味わい

9月の旬の果物
梨(9月~11月) シャキシャキとした食感と上品な甘さが魅力の梨。
主要品種
- 幸水:早生品種、甘くてジューシー
- 豊水:酸味と甘味のバランスが絶妙
- 新高:大玉で見た目も豪華
- 二十世紀:鳥取県の代表品種、さっぱりとした甘さ
栄養価
- 水分90%:残暑の水分補給に
- ソルビトール:整腸作用、便秘解消
- アスパラギン酸:疲労回復効果
- カリウム:むくみ解消
美味しい食べ方
- 冷やしてそのまま:シャキシャキ感を楽しむ
- 梨のコンポート:シナモンと一緒に煮て
- 梨サラダ:野菜と合わせてさっぱりと
- 梨ジュース:すりおろして自然な甘さ
いちじく(8月~10月) 不老長寿の果物と呼ばれるいちじく。
栄養価の高さ
- ペクチン:整腸作用が強い
- フィシン:タンパク質分解酵素
- カリウム:血圧調整作用
- カルシウム:骨の健康に
美味しい食べ方
- 生で皮ごと:よく洗って皮ごと食べる
- いちじくジャム:濃厚な甘さが絶品
- ドライいちじく:保存がきく健康おやつ
- いちじくタルト:上品なデザート
10月の旬の果物
りんご(10月~12月) 秋から冬にかけての代表的な果物。
主要品種と特徴
- ふじ:甘くて日持ちが良い、最も人気
- つがる:早生品種、甘酸っぱい味
- ジョナゴールド:酸味と甘味のバランス◎
- シナノゴールド:長野県オリジナル、さっぱり
栄養価
- ペクチン:コレステロール低下作用
- リンゴ酸:疲労回復、新陳代謝促進
- ポリフェノール:抗酸化作用(皮に多い)
- カリウム:血圧調整作用
美味しい食べ方
- そのまま丸かじり:皮ごと食べて栄養満点
- りんごジュース:すりおろして自然な甘さ
- アップルパイ:秋のお菓子の定番
- りんご煮:砂糖とシナモンで煮詰めて
柿(10月~11月) 秋の風物詩、日本古来の果物。
種類
- 富有柿:甘柿の代表、そのまま食べられる
- 次郎柿:四角い形が特徴、硬めの食感
- 渋柿:干し柿にして甘く変身
栄養価
- ビタミンC:みかんの2倍
- βカロテン:抗酸化作用
- タンニン:渋み成分、血圧降下作用
- カリウム:むくみ解消
11月の旬の果物
みかん(11月~2月) 冬の定番果物、こたつとみかんは日本の冬の風景。
主要品種
- 温州みかん:最も一般的、甘くて食べやすい
- 早生みかん:11月から出回る
- 中生みかん:12月が旬、バランスの良い味
- 晩生みかん:1月~2月、濃厚な甘さ
栄養価
- ビタミンC:風邪予防に効果的
- ヘスペリジン:白い筋に含まれる、血管強化
- βクリプトキサンチン:がん予防効果
- クエン酸:疲労回復作用
美味しい食べ方
- そのまま食べる:白い筋も一緒に食べて栄養アップ
- みかんジュース:生絞りで濃厚な味
- みかんゼリー:さっぱりとしたデザート
- みかん大福:和菓子として楽しむ
冬の果物(12月~2月)|寒い季節の栄養補給

12月の旬の果物
キウイフルーツ(11月~4月) ビタミンCの宝庫、健康志向の方に人気。
種類
- グリーンキウイ:酸味が強い、さっぱり系
- ゴールドキウイ:甘みが強い、食べやすい
- レッドキウイ:珍しい品種、甘くて香りが良い
栄養価の高さ
- ビタミンC:みかんの2倍
- ビタミンE:抗酸化作用
- 食物繊維:便秘解消効果
- アクチニジン:タンパク質分解酵素
食べ頃の見極め
- 軽く触って少し柔らかくなったら食べ頃
- ヘタの周りが少し凹んできたら◎
- 硬い場合は常温で2~3日追熟
美味しい食べ方
- 半分に切ってスプーンで:一番手軽な食べ方
- スムージー:バナナと合わせて栄養満点
- キウイソース:肉料理のソースとして
- ドライキウイ:ヨーグルトのトッピングに
1月の旬の果物
いよかん(1月~3月) 愛媛県産の代表的な柑橘類。
特徴
- 甘酸っぱい味:バランスの良い酸味と甘味
- 香りが良い:柑橘らしい爽やかな香り
- 皮が厚い:手で簡単に剥ける
- 果汁たっぷり:ジューシーな食感
栄養効果
- ビタミンC:風邪予防、美肌効果
- クエン酸:疲労回復
- ヘスペリジン:血管強化
- リモネン:皮の香り成分、リラックス効果
活用方法
- そのまま食べる:房ごと食べて食物繊維も摂取
- いよかんジュース:生絞りで濃厚な味
- マーマレード:皮も使って苦味と甘味のバランス
- サラダ:野菜と合わせてさっぱりと
ポンカン(1月~2月) 甘くて香りの良い柑橘類。
特徴
- 甘みが強い:酸味が少なく子供にも人気
- 香りが豊か:独特の甘い香り
- 皮が薄い:手で簡単に剥ける
- 種が多い:食べる時は注意が必要
2月の旬の果物
はっさく(2月~4月) 広島県発祥の大型柑橘類。
特徴
- さっぱりとした味:程よい酸味と苦味
- 大きなサイズ:ずっしりとした重量感
- 皮が厚い:ナイフでカットして食べる
- 果肉がしっかり:歯ごたえのある食感
美味しい食べ方
- 房ごと食べる:薄皮を剥いて房だけ食べる
- サラダ:野菜と合わせてボリュームアップ
- はっさく大福:和菓子として人気
- ジュース:酸味を活かした爽やかな味
デコポン(不知火)(2月~4月) 頭にポコッと出っ張りがあるユニークな柑橘類。
特徴
- とても甘い:糖度が高く、酸味が少ない
- ジューシー:果汁がたっぷり
- 皮が薄い:手で簡単に剥ける
- 種がない:食べやすさ抜群
果物の栄養価比較と健康効果
ビタミンC含有量ランキング
1位:アセロラ(1700mg/100g)
- 圧倒的なビタミンC含有量
- 美肌効果、免疫力向上
2位:キウイフルーツ(69mg/100g)
- みかんの約2倍のビタミンC
- 食物繊維も豊富
3位:いちご(62mg/100g)
- レモンより多いビタミンC
- アントシアニンも豊富
4位:柿(70mg/100g)
- みかんの2倍のビタミンC
- βカロテンも豊富
5位:みかん(32mg/100g)
- 冬の風邪予防に最適
- 手軽に摂取できる
抗酸化作用の高い果物
ブルーベリー系
- アントシアニンが豊富
- 目の健康に効果的
- 記憶力向上にも期待
ぶどう(特に皮が黒い品種)
- ポリフェノールが豊富
- 心臓病予防効果
- アンチエイジング効果
りんご(皮も一緒に)
- ケルセチンが豊富
- 皮に抗酸化成分が集中
- 毎日食べると効果的
食物繊維が豊富な果物
1位:ドライフルーツ全般
- 乾燥により繊維が濃縮
- 便秘解消に効果的
2位:梨
- 水溶性食物繊維が豊富
- 整腸作用が高い
3位:りんご
- ペクチンが豊富
- コレステロール低下作用
4位:いちじく
- 不溶性食物繊維が多い
- 便通改善効果
果物の選び方と保存方法
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美味しい果物を見極めるコツ
共通のチェックポイント
- 色艶:鮮やかで均一な色合い
- 香り:品種特有の良い香り
- 重量感:サイズに対してずっしり重い
- 傷や変色:表面に傷や変色がない
- 形:品種特有の整った形
果物別選び方のコツ
- メロン:網目が均等、持った時に重い
- すいか:縞模様がくっきり、叩いて低音
- 桃:軽く触って少し柔らかい、香りが良い
- りんご:皮にツヤがある、軸がしっかり
- 柑橘類:皮が薄く、重量感がある
果物の適切な保存方法
常温保存が良い果物
- バナナ:冷蔵庫だと黒くなりやすい
- メロン:追熟が必要、食べ頃まで常温
- 桃:硬い間は常温で追熟
- 柑橘類:比較的日持ちするので常温でOK
冷蔵保存が良い果物
- いちご:傷みやすいので必ず冷蔵
- ぶどう:房ごと新聞紙に包んで冷蔵
- りんご:ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室
- キウイ:熟したら冷蔵保存
冷凍保存のコツ
- いちご:ヘタを取って冷凍、スムージーに
- バナナ:皮を剥いて冷凍、そのまま食べても◎
- ぶどう:房から外して冷凍、シャーベット感覚
- 桃:カットして冷凍、コンポートやジャムに
追熟が必要な果物の管理
追熟のコツ
- りんごと一緒に保存:エチレンガスで追熟促進
- 新聞紙に包む:乾燥を防いで適度な湿度維持
- 常温の暗い場所:直射日光は避ける
- 毎日チェック:香りと触感で食べ頃を判断
追熟が必要な果物
- メロン、桃、キウイ、アボカド、バナナ
追熟が不要な果物
- いちご、ぶどう、りんご、柑橘類、梨
季節の果物を楽しむアレンジレシピ
春の果物レシピ
いちごの手作りジャム
- いちご500g、砂糖150g、レモン汁大さじ1
- 弱火で30分煮詰める
- 保存瓶で1ヶ月保存可能
いちごスムージー
- いちご100g、バナナ1本、ヨーグルト100ml
- ミキサーで混ぜるだけ
- 朝食やおやつに最適
夏の果物レシピ
桃のコンポート
- 桃4個、白ワイン200ml、砂糖50g
- 15分煮込んで冷やす
- 上品なデザートに
すいかのガスパチョ
- すいか300g、トマト1個、きゅうり1/2本
- ミキサーで混ぜて冷やす
- 夏の前菜として爽やか
メロンの生ハム巻き
- メロン適量、生ハム6枚
- メロンを生ハムで巻くだけ
- ワインのおつまみに最適
秋の果物レシピ
りんごのタルトタタン
- りんご4個、砂糖100g、バター50g
- フライパンでカラメル作り
- パイシートをのせてオーブンで焼く
梨のコンポート
- 梨3個、白ワイン150ml、はちみつ大さじ2
- シナモンスティック1本と一緒に煮る
- 冷やしてデザートに
ぶどうのタルト
- タルト生地1台分、ぶどう300g
- カスタードクリームをのせて
- 見た目も美しい秋のデザート
柿の白和え
- 柿1個、絹ごし豆腐150g、白味噌大さじ1
- 和風デザートとして楽しむ
- 上品な甘さが魅力
冬の果物レシピ
みかんゼリー
- みかん果汁300ml、ゼラチン5g、砂糖30g
- 透明感が美しいデザート
- みかんの房を入れて食感も楽しく
キウイのスムージーボウル
- キウイ2個、バナナ1本、ヨーグルト100ml
- ミキサーで混ぜてボウルに入れる
- トッピングでグラノーラやナッツを
いよかんマーマレード
- いよかん5個、砂糖400g、レモン汁大さじ2
- 皮の苦味と果肉の甘さが絶妙
- パンやヨーグルトに最適
はっさくサラダ
- はっさく2個、水菜100g、くるみ30g
- オリーブオイルと塩でドレッシング
- さっぱりとした冬のサラダ
果物を使った保存食と手作りスイーツ
長期保存できる果物加工品
手作りドライフルーツ
- りんご:薄切りしてオーブンで低温乾燥
- 柿:輪切りして天日干し
- キウイ:輪切りしてデヒドレーターで
- いちじく:半分に切って乾燥
保存のコツ
- 完全に水分を抜く
- 密閉容器で保存
- 乾燥剤を一緒に入れる
- 冷暗所で保管
果物酢の作り方
- りんご酢:りんごと氷砂糖を1:1で漬ける
- ぶどう酢:ぶどうと氷砂糖で2週間発酵
- 柿酢:渋柿を使って自然発酵
- 梅酢:梅と塩で作る万能調味料
季節のジャムとコンフィチュール
春のジャム
- いちごジャム:定番中の定番、パンに最高
- きんかんマーマレード:ほろ苦さが大人の味
夏のジャム
- 桃ジャム:桃の香りをそのまま閉じ込めて
- プラムジャム:酸味と甘味のバランスが絶妙
- ブルーベリージャム:アントシアニンたっぷり
秋のジャム
- りんごジャム:シナモンを加えてスパイシーに
- 梨ジャム:上品な甘さでヨーグルトに
- いちじくジャム:濃厚な甘さが魅力
冬のジャム
- みかんマーマレード:皮の苦味がアクセント
- ゆずマーマレード:香り高く、お茶うけに最適
果物を使った発酵食品
果物酵母の作り方
- りんご酵母:りんごと水を1:1で5日発酵
- ぶどう酵母:皮ごと使って天然酵母を培養
- 柿酵母:甘柿を使って砂糖不要の酵母
活用方法
- パン作りに使用
- ピザ生地の発酵に
- お菓子作りにも応用可能
果物の乳酸発酵
- キムチ風漬物:柿や梨を使って
- ザワークラウト風:りんごを加えて甘酸っぱく
- 水キムチ:季節の果物を加えて爽やかに
果物と健康|病気予防と美容効果
生活習慣病予防に効果的な果物
糖尿病予防
- りんご:食物繊維が血糖値上昇を抑制
- ブルーベリー:インスリン感受性を向上
- キウイ:低GIで血糖値に影響しにくい
- グレープフルーツ:血糖値を安定させる
高血圧予防
- バナナ:カリウムが豊富で血圧調整
- すいか:シトルリンが血管を拡張
- アボカド:カリウムとマグネシウムが豊富
- オレンジ:ヘスペリジンが血管を強化
コレステロール対策
- りんご:ペクチンがコレステロールを排出
- アボカド:オレイン酸が悪玉コレステロールを減少
- グレープフルーツ:ナリンギンがコレステロール合成を抑制
美容効果の高い果物
美肌効果
- いちご:ビタミンCとアントシアニンで美白効果
- キウイ:ビタミンCとEで肌の老化防止
- トマト:リコピンで紫外線対策
- アセロラ:最高レベルのビタミンCで美肌に
アンチエイジング
- ブルーベリー:アントシアニンで活性酸素除去
- ぶどう:レスベラトロールで細胞の老化防止
- ザクロ:エラグ酸で肌の弾力維持
- アボカド:ビタミンEで肌の保湿効果
ダイエット効果
- グレープフルーツ:脂肪燃焼促進
- パイナップル:ブロメラインで消化促進
- キウイ:食物繊維で満腹感アップ
- りんご:ペクチンで脂肪吸収を抑制
免疫力向上に効果的な果物
風邪予防
- みかん:ビタミンCで免疫力アップ
- 柿:ビタミンAとCで粘膜強化
- キウイ:ビタミンCで白血球活性化
- いちご:ビタミンCとアントシアニンで総合的に
疲労回復
- バナナ:糖質とビタミンBで即効性
- オレンジ:クエン酸で疲労物質除去
- ぶどう:糖質が速やかにエネルギーに変換
- 梅:クエン酸で疲労回復と食欲増進
まとめ|季節の果物で豊かな食生活を
季節の果物を知ることで、より美味しく、より健康的で、より経済的な食生活を送ることができます。それぞれの季節に最適な果物を選んで、日本の四季の美しさを食卓で感じてください。
季節の果物を楽しむ5つのポイント:
- 旬を意識する:最も美味しく栄養価が高い時期を狙う
- 地産地消を心がける:近くで採れた新鮮な果物を選ぶ
- 保存方法を工夫:適切な保存で美味しさを長く楽しむ
- アレンジを楽しむ:ジャムやコンポートで一年中味わう
- 栄養効果を活用:健康や美容のために意識的に摂取
年間を通した果物カレンダーまとめ:
- 春(3-5月):いちご、メロン、きんかん
- 夏(6-8月):桃、すいか、さくらんぼ、ぶどう、プラム
- 秋(9-11月):梨、りんご、柿、いちじく、みかん
- 冬(12-2月):キウイ、いよかん、ポンカン、はっさく、デコポン
最後に: 果物は自然からの贈り物です。季節ごとに違った味わいを楽しみながら、健康的で豊かな食生活を送ってください。家族みんなで季節の果物を味わい、日本の美しい四季を食卓で感じることで、きっと毎日がより豊かになるはずです。
今日からでも始められる季節の果物生活。スーパーや果物屋さんで、ぜひ旬の果物を探してみてくださいね。