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アジフライの作り方|衣が剥がれない下処理と170度の揚げ方

「アジフライを揚げたのに、衣がベチャっとして専門店のようにサクサクにならない」——そんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、アジフライがカラッと仕上がるかどうかは、下処理での水分管理と揚げる温度でほぼ決まります。

この記事では、食品関連の営業として10年以上、魚介の扱いを見てきた私が、衣がベチャつかない下処理のコツと、失敗しない揚げ方の手順を具体的にお伝えします。読み終える頃には、家庭でもお店のようなアジフライを作れるようになっているはずです。

カラッと揚がったアジフライにタルタルソースを添えた一皿

アジフライはなぜ「水分管理」でここまで差が出るのか

アジフライがベチャつく最大の原因は、アジの身から出る水分です。魚は水分を多く含んでいるため、下処理の段階で余分な水分をしっかり取り除いておかないと、衣の中に水分が閉じ込められ、揚げている最中に蒸れてベチャついた食感になってしまいます。

また、衣をつけるタイミングも重要です。小麦粉、卵、パン粉の順で衣をつけますが、この工程を急いで行うと、衣が均一につかず、揚げムラや破れの原因になります。さらに、揚げる際の油の温度管理も欠かせません。

温度が低すぎると、衣が油を吸いすぎてベタベタになり、逆に温度が高すぎると、衣だけが先に焦げて中が生焼けになってしまいます。この「水分管理」「衣付けの丁寧さ」「油の温度」という3つの要素が揃って初めて、カラッと香ばしいアジフライが完成します。

新鮮なアジの選び方

アジフライを美味しく仕上げるには、下処理と同じくらいアジの鮮度も重要です。目が澄んで濁っていないもの、体表に光沢がありぬめりが少ないものを選びましょう。

お腹を軽く指で押してみて、しっかりと弾力があるものが新鮮な証拠です。スーパーで刺身用として売られているアジがあれば、フライにしても身が締まっていて美味しく仕上がります。

カラッと揚がる下処理と衣付けの黄金比

まず、アジは三枚におろした後、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ります。この時、表面だけでなく、身の内側まで丁寧に拭き取ることが重要です。水気が残っていると、その後どんなに丁寧に衣をつけても、揚げている間に水分が染み出してベチャつきの原因になります。

下味として塩・こしょうを振ったら、5分ほど置いて再度キッチンペーパーで水気を拭き取ってください。この一手間が仕上がりを大きく左右します。衣付けは、小麦粉を薄くまんべんなくまぶし、余分な粉ははたき落とします。

次に卵液にくぐらせますが、この時、卵に少量の水または牛乳を加えて薄めておくと、衣が均一に薄くつきやすくなります。最後にパン粉をしっかりと押さえながらまぶします。パン粉は目の粗い生パン粉を使うと、より軽くカラッとした食感に仕上がります。

衣をつけたら、揚げる直前まで冷蔵庫で10分ほど休ませると、衣がしっかり身に密着し、揚げている最中に剥がれにくくなります。

失敗しない揚げ方の具体的な手順

油の温度は170〜180度が目安です。菜箸を入れたときに、細かい泡がシュワシュワと出てくるくらいの温度が適温です。この温度より低いと油っぽく仕上がり、高すぎると衣だけ焦げてしまいます。アジを油に入れたら、最初の30秒ほどは触らずにそのまま揚げます。

早い段階で動かしてしまうと、衣が剥がれる原因になります。衣がキツネ色になり、周りに出る泡が小さくなってきたら、揚げ上がりのサインです。揚げ時間の目安は、アジの大きさにもよりますが、片面1分半〜2分ずつが目安です。

私が実際に温度計を使わず勘だけで揚げていたときは、油が低温すぎて衣がべたついてしまう失敗を何度も経験しました。それ以来、必ず菜箸で温度を確認してから揚げるようにしています。

揚げ終わったら、油をしっかり切るために、バットに立てかけるようにして油を落とすと、下面がベチャつかずカラッとした状態を保てます。網の上に置く場合も、立てかけるようにすると効果的です。

揚げたてのアジフライをトングで網に取り出す様子

ソースはウスターソースや中濃ソースが定番ですが、タルタルソースを添えると、より専門店に近い一皿になります。自家製タルタルソースは、みじん切りにしたゆで卵、玉ねぎ、ピクルスをマヨネーズで和えるだけで簡単に作れます。レモンを搾ってさっぱりと食べるのもおすすめです。

余ったアジフライは、翌日トースターで温め直すと、揚げたてに近いカラッとした食感が復活します。

知っておきたい豆知識

揚げ油は一度使っただけでも酸化が進むため、アジフライのようにしっかり衣をつけて揚げる料理では、できるだけ新しい油を使うと、カラッとした軽い仕上がりになります。揚げ終わった油は、ろ過してから密閉容器で保存し、なるべく早く使い切るのがおすすめです。

パン粉を冷凍しておくと、湿気を吸わずサクサクの食感を保てるので、揚げ物をよく作るご家庭ではぜひ試してみてください。

保存とアレンジのもう一工夫

揚げる前のアジフライは、衣をつけた状態で冷凍保存しておくこともできます。バットに並べて一度冷凍し、凍ったら保存袋に移せば、食べたいときに凍ったまま揚げるだけで手軽に一品が完成します。多めに作り置きしておけば、忙しい日の夕食やお弁当のおかずとしても重宝します。

冷凍のまま揚げる場合は、油の温度をやや低めの160度前後に設定し、時間を1〜2分長めにとると、中までしっかり火が通ります。

よくある質問

衣が剥がれてしまうのはなぜですか?

水気が残っていることと、揚げている最初の30秒以内に箸で触ってしまうことが主な原因です。衣をつけた後に冷蔵庫で10分休ませることでも剥がれにくくなります。

冷凍のアジを使っても美味しく作れますか?

解凍時に出る水分をしっかり拭き取れば問題なく作れます。冷蔵庫でゆっくり解凍し、キッチンペーパーで包んで余分な水分を吸わせるのがコツです。

油の温度計がない場合はどう判断すればいいですか?

菜箸を油に入れて、細かい泡が全体からシュワシュワと出てくれば170〜180度の目安です。泡が出ないうちは温度不足なので、もう少し加熱してください。

水分をしっかり拭き取れば、アジフライは失敗しない

アジフライをカラッと仕上げる最大のコツは、下処理での水分の拭き取りと、170〜180度の適正温度で揚げることです。衣付けを丁寧に行い、揚げている最中は最初の30秒触らないことを意識するだけで、仕上がりが大きく変わります。

今回ご紹介した方法をぜひ次のアジフライ作りで試してみてください。新鮮なアジや揚げたてを冷凍で味わえるお取り寄せ商品については、下記の記事もあわせてご覧ください。

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