こんにちは、ひろです。食品関連の営業として10年以上、干物や魚卵の売り場に関わってきました。
居酒屋でもお弁当でも人気のししゃもですが、実は「ししゃも」と呼ばれていても、まったく別の魚であることをご存じでしょうか。
結論から言うと、スーパーで売られているししゃもの多くは「カラフトししゃも(カペリン)」で、「本ししゃも」は北海道の太平洋沿岸で獲れる希少な魚です。違いを知ると、選ぶのも食べるのも楽しくなります。
この記事でわかること
- 本ししゃもとカラフトししゃもの違い
- オスとメスの特徴と、子持ちの選び方
- 焦がさずふっくら焼くコツ
結論|価格も味も、本ししゃもは別格。普段使いにはカラフトししゃも
本ししゃもは、北海道の太平洋沿岸、釧路や十勝あたりで、秋の10〜11月ごろに漁が行われます。漁獲量が限られるため、市場に出回る数は多くありません。
一方、カラフトししゃもは、北大西洋など海外で獲れるものが、一年中流通しています。手頃な価格で買えるので、普段のおかずやお弁当に向いています。
理由|見た目と味わいで見分けられます

| 項目 | 本ししゃも | カラフトししゃも |
|---|---|---|
| 主な産地 | 北海道の太平洋沿岸 | 北欧・カナダなど海外 |
| 漁期 | 10〜11月ごろ | 通年で流通 |
| 大きさ | やや大きく、身が引き締まる | 小ぶりで頭からかじりやすい |
| 味わい | 上品で繊細な旨み | ほろ苦さと素朴な味わい |
| 価格 | 高め | 手頃 |
本ししゃもは「柳葉魚」と書かれることもあり、パッケージに「本ししゃも」と明記されていることが多いです。表示を見れば、見分けるのは難しくありません。
具体例①|オスとメス、どちらを選ぶ?
売り場には「オス」「メス」「子持ち」と分けて並んでいることがあります。選び方のポイントは、好みの食感です。
| 種類 | 特徴 | こんな方に |
|---|---|---|
| メス(子持ち) | 卵のぷちぷち食感が楽しめる | 食感が好きな方・お酒のおつまみに |
| オス | 身がすっきりしていて、淡泊な味わい | 素材の味を楽しみたい方 |
子持ちのほうがお得感はありますが、卵の量は個体によって異なります。お腹がふっくらしていて、身が割れていないものを選ぶのがコツです。
冷凍品でも、1本ずつがばらけていて、霜が少ないものは状態が良い傾向があります。
具体例②|焦がさずふっくら焼くコツ

ししゃもは小さいので、焼きすぎると身がぱさぱさになります。魚焼きグリルなら、中火で5〜6分が目安です。
- 冷凍のものは、冷蔵庫で自然解凍するか、凍ったままで焼く(表示を確認)
- グリルの網に油を薄く塗り、ししゃもを並べる
- 中火で片面2〜3分、裏返してさらに2〜3分焼く
- 全体に焼き色がついたら、すぐに取り出す
フライパンで焼く場合は、クッキングシートを敷いて、蓋をせずに中火で焼くと焦げにくくなります。
焼きたてを、頭からそのままかぶりつくのが、いちばん美味しい食べ方です。骨も柔らかいので、気にならないと思います。
失敗しないための3つのポイント
- 焼く前に網に油を薄く塗って、くっつきを防ぐ
- 強火は避けて、中火でじっくり焼く
- 焼きすぎず、焼き色がついたらすぐに取り出す
体験談|北海道の漁師さんに教わった、本ししゃもの食べ方
数年前、北海道の取引先を訪ねたとき、地元の方に本ししゃもをごちそうになったことがあります。シンプルに炙っただけなのに、身の甘みが驚くほどしっかりしていました。
その方は「ししゃもは、焼きすぎないのがいちばん」と話していました。以来、私も炙る程度の火加減を意識しています。
普段はカラフトししゃもでも十分に美味しいので、特別な日に本ししゃもを選ぶ、という使い分けをおすすめします。
補足|南蛮漬けやフライなどのアレンジ
焼く以外にも、素揚げして南蛮漬けにしたり、フライにしたりすると、お弁当や酒の肴に重宝します。
骨まで食べられるので、カルシウムを摂りたい方にも向いています。子どものおかずとしても、頭から食べやすいように小ぶりのものを選ぶと喜ばれます。
補足|お弁当やおつまみで使うときのひと工夫
ししゃもをお弁当に入れるときは、粗熱をしっかり取ってから詰めると、傷みにくくなります。水気が出やすいので、キッチンペーパーで軽く押さえると安心です。
晩酌のおつまみにするなら、焼いたあとにレモンを絞ったり、七味マヨネーズを添えたりするのもおすすめです。素朴な味わいだからこそ、アレンジの幅が広がります。
よくある質問|ししゃも
Q. ししゃもの苦みは取れますか?
内臓由来のほろ苦さは、ししゃもらしい風味でもあります。気になる場合は、オスを選ぶと感じにくい傾向があります。
Q. 冷凍ししゃもの保存期間は?
家庭用の冷凍庫なら、表示の賞味期限を目安に、早めに食べ切ってください。
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まとめ|表示を見て選び、中火で焼きすぎないのがコツ
ししゃもは、本ししゃもとカラフトししゃもで産地も味わいも違います。普段使いならカラフトししゃも、特別な日は本ししゃもと、使い分けると楽しめます。
焼くときは中火で、焼き色がついたらすぐに取り出すのがポイントです。北海道の干物を取り寄せたい方は、下の記事もご覧ください。