こんにちは、ひろです。食品関連の営業として10年以上、季節の行事食の売り場を見てきました。
12月も後半になると、スーパーでかぼちゃが目立つ場所に並びます。「冬至にかぼちゃを食べる」と知っていても、なぜなのかを説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか。
結論から言うと、冬至は一年でいちばん昼が短い日で、「運が上向く」節目として、かぼちゃや小豆を食べて無病息災を願う風習があります。簡単にできるいとこ煮の作り方も紹介します。
この記事でわかること
- 冬至とは何か、なぜかぼちゃを食べるのか
- 小豆・ゆず・こんにゃくなど、冬至の食べ物の意味
- いとこ煮の作り方と、かぼちゃを美味しく煮るコツ
結論|冬至は「ここから日が長くなる」運の折り返し点
冬至は、毎年12月21日か22日ごろにあたり、一年で昼の時間がもっとも短くなる日です。この日を境に、少しずつ日が長くなっていきます。
昔の人は、これを「運が上向く節目」ととらえて、栄養のある食べ物を食べ、寒さと病気に備えました。それが、いまの冬至の風習につながっています。
理由|かぼちゃ・小豆・ゆずに込められた意味

| 食べ物 | 込められた意味 |
|---|---|
| かぼちゃ(南瓜) | 「なんきん」の「ん」が運を呼ぶとされ、栄養も豊富で保存がきく |
| 小豆 | 赤い色が邪気を払うとされ、小豆粥やぜんざいで食べる |
| ゆず | 「冬至」と「湯治」の語呂合わせで、ゆず湯に入る習慣 |
| こんにゃく | 体の中をきれいにすると言われる地域もある |
かぼちゃは、夏に収穫して保存しておけば、冬でも食べられる貴重な野菜でした。ビタミン類が豊富なので、野菜が少ない冬の栄養補給に役立ったと言われています。
どれも、科学的な根拠というより、先人の知恵や願いが込められた習わしです。楽しみながら取り入れる気持ちで十分だと思います。
具体例①|運盛り「ん」のつく七種の食べ物
冬至には、名前に「ん」が2つ入った食べ物を食べると運が上がるという「運盛り」の風習もあります。
| 食べ物 | 読み方(ん) |
|---|---|
| 南瓜 | なんきん |
| 人参 | にんじん |
| 蓮根 | れんこん |
| 銀杏 | ぎんなん |
| 金柑 | きんかん |
| 寒天 | かんてん |
| うどん | うんどん(運鈍根)にもつながる |
すべて揃えなくても大丈夫です。煮物にかぼちゃ、にんじん、れんこんを入れるだけでも、立派な運盛りの一品になります。
具体例②|かぼちゃと小豆のいとこ煮の作り方

いとこ煮は、かぼちゃと小豆を煮合わせた、昔ながらの冬至の郷土料理です。材料は4人分で、かぼちゃ400g、ゆで小豆(缶詰でも可)100g、水または昆布だし200ml、砂糖大さじ2、醤油大さじ1です。
- かぼちゃを一口大に切り、皮を所々むいて面取りする
- 鍋に水と調味料、かぼちゃを入れ、中火にかける
- 煮立ったら弱火にして落としぶたをし、10分ほど煮る
- ゆで小豆を加え、さらに5分ほど煮含める
皮は全部むかずに、ところどころ残すと、煮崩れしにくく、見た目もきれいです。
火を止めて、そのまま冷ますと、味がじんわり染み込みます。冷蔵庫で冷やしてもおいしく、お弁当のおかずにも使えます。
かぼちゃを美味しく煮る3つのポイント
- 皮の一部を残して面取りし、煮崩れを防ぐ
- 煮立てずに、弱火で落としぶたをして煮る
- 火を止めたあと、冷ましながら味を含ませる
体験談|冬至のかぼちゃを硬いまま食卓に出した失敗
以前、冬至に張り切ってかぼちゃを煮たとき、火の通りが足りず、中が少し硬いまま食卓に出してしまったことがあります。家族は黙って食べてくれましたが、私が一番落ち込みました。
かぼちゃは、竹串を刺してスッと通るかどうかを確かめるのが確実です。それ以来、必ず確認してから火を止めています。
行事食は特別な日の料理だからこそ、確認のひと手間が大切だと感じます。
補足|ゆず湯の楽しみ方
ゆず湯は、丸ごと、または半分に切ったゆずを湯船に浮かべるだけでできます。ゆずの香りで体がほぐれ、湯上がりもぽかぽかします。
肌が敏感な方は、ゆずの皮の刺激に注意して、短時間から試してみてください。ゆずは、お風呂の後にぽん酢づくりに使い回すのもおすすめです。
補足|かぼちゃの選び方と保存
かぼちゃは、ずっしり重く、皮が硬くて色の濃いものを選ぶのが基本です。カットされたものは、種とわたが詰まっていて、果肉の色が濃いものを選びましょう。
丸ごとのかぼちゃは、風通しのよい涼しい場所で保存できます。カット後は、種とわたを取って、ラップで包んで冷蔵庫に入れ、早めに使い切ってください。
よくある質問|冬至
Q. 冬至の日にかぼちゃを食べ忘れたら?
厳密な決まりはありません。数日前後に食べても、楽しめれば十分です。
Q. 小豆はどうやって使えばいい?
小豆粥やぜんざいなど、甘くも塩味でも楽しめます。餅を入れたぜんざいは、体が温まる冬の定番です。
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まとめ|行事食は、家族で楽しむことがいちばん
冬至は、日が長くなる折り返し点で、かぼちゃや小豆を食べて運と健康を願う日です。いとこ煮なら、特別な技術がなくても、家庭で簡単に作れます。
小豆と餅でぜんざいを作るのもおすすめです。餅選びの参考に、下の記事もご覧ください。