こんにちは、ひろです。秋の魚といえば、やはりさんまを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ただ、近年は漁獲量が少ない年が続き、以前ほど気軽に買える魚ではなくなりました。だからこそ、手に入れた一尾は最高の状態で焼きたいものです。
結論から言うと、焼く20分前に塩をふり、出てきた水気を拭いてから強めの火で一気に焼く。これで皮はパリッと、身はふっくら仕上がります。
この記事でわかること
- 新鮮なさんまの見分け方
- 塩をふるタイミングと量
- グリル・フライパン別の焼き時間
結論|さんまの塩焼きは「振り塩」と「強火」で決まる
塩焼きはシンプルな料理だからこそ、下ごしらえの差がそのまま味に出ます。特に大切なのが、焼く前の振り塩です。
塩をふって少し置くと、表面から余分な水分と一緒に生臭さが抜けていきます。この水気を拭き取ってから焼くと、皮がパリッと香ばしくなります。
理由|さんまは内臓まで美味しく食べられる魚

さんまの塩焼きは、内臓を取らずに丸ごと焼くのが一般的です。さんまは胃を持たない魚で、食べたものが短時間で消化されるため、内臓に苦みはあっても嫌な臭みが少ないと言われています。
ほろ苦いわたと大根おろしを一緒に口に運ぶと、脂の甘みが引き立ちます。苦みが苦手な方は、無理に食べずに身だけを楽しんでも問題ありません。
| チェック項目 | 新鮮なさんま | 避けたいさんま |
|---|---|---|
| 目 | 黒く澄んでいる | 赤く濁っている |
| 口先 | 黄色みを帯びている | 色がくすんでいる |
| 体 | 背が盛り上がり太い | 細く張りがない |
| 皮 | 銀色に光っている | うろこがはがれて傷が多い |
口先が黄色いさんまは脂がのっている目安として、売り場でもよく言われるポイントです。背中の厚みもあわせて確認すると選びやすくなります。
具体例①|塩焼きの下ごしらえの手順
2尾分の手順を紹介します。頭と尾をつけたまま焼く場合も、半分に切って焼く場合も基本は同じです。
- 流水でさっと洗い、キッチンペーパーで水気を拭く
- 両面に塩をふる(さんまの重さの1〜2%、1尾あたり小さじ1/3程度)
- そのまま20分ほど置く
- 表面に浮いた水気をペーパーでしっかり拭き取る
- 焼く直前に、仕上げ用の塩を軽くふる
グリルに入りきらない場合は、半分に切ってから塩をふります。切り口から内臓が流れ出やすいので、焼くときは切り口を少し上に向けるのがコツです。
具体例②|グリル・フライパン別の焼き時間

| 調理器具 | 火加減 | 焼き時間の目安 |
|---|---|---|
| 両面焼きグリル | 中火〜強火 | 8〜10分 |
| 片面焼きグリル | 中火〜強火 | 表6分→裏4分 |
| フライパン | 中火(クッキングシート使用) | 片面5分ずつ・ふたをする |
フライパンで焼くときは、クッキングシートを敷くと皮がくっつかず、後片付けも楽になります。ふたをして蒸し焼きにすると、中まで火が通りやすくなります。
焼き上がりの目安は、皮に焼き色がついて、身の厚い部分を箸で押すと弾力が返ってくる状態です。裏返すのは一度だけにすると、身が崩れません。
もっと美味しく食べるひと工夫
- 大根おろしは軽く水気を切って添える
- すだちやかぼすを絞ると脂がさっぱりする
- 焼く前に尾とひれにも塩をまぶすと焦げにくい
体験談|塩焼きの「焼きすぎ」は脂を逃がしてしまう
若いころ、私はさんまをしっかり焼くほど香ばしくなると思い込み、皮が真っ黒になるまで焼いていました。ところが身はパサつき、せっかくの脂も網の下に落ちてしまっていました。
市場の方に「さんまは脂が命。皮がふくらんで、脂がじゅっと音を立てたら焼き上がり」と教わってから、焼き時間を短くするようにしました。
同じさんまでも、焼き加減ひとつで口に入れたときの甘みがまるで違います。焼き時間の表はあくまで目安なので、皮のふくらみと脂の音を合図にしてみてください。
塩焼き以外のおすすめの食べ方
- さんまの蒲焼き:小麦粉をまぶして焼き、しょうゆとみりんを絡める
- 炊き込みご飯:塩焼きにしたさんまを米の上にのせて炊き、骨を外して混ぜる
- 梅煮:しょうがと梅干しで煮ると、骨までやわらかくなる
塩焼きに飽きたら、こうしたアレンジもおすすめです。特に炊き込みご飯は、焼いたさんまの香ばしさがご飯全体に広がる秋らしい一品です。
よくある質問|さんまの保存と食べ方
Q. 買ったその日に焼けない場合は?
内臓が傷みやすい魚なので、冷蔵なら翌日までに焼きましょう。すぐに食べない場合は、水気を拭いてラップで包み冷凍します。
Q. 内臓に寄生虫はいませんか?
しっかり加熱すれば心配はありません。生焼けを避けるため、身の厚い部分まで火を通してください。
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まとめ|一尾のさんまを最高の塩焼きに
さんまの塩焼きは、焼く20分前の振り塩と水気の拭き取り、強めの火で一度だけ返すことが美味しさの決め手です。
手に入りにくくなった今だからこそ、選び方と焼き方を押さえて秋の味覚を存分に楽しんでください。